日曜日午後のひととき〜カラオケからの贈り物〜(特別養護老人ホーム)

ある日の日曜日の午後、喫茶が終わった後にカラオケの時間をもちました。利用者様からは「歌を歌うのも聴くのも両方好きよ。こうやって歌うのは久しぶりやけど、やっぱり楽しいね」「安全地帯の歌を入れてね。好きな歌手よ」等と、利用者様から、嬉しそうな表情や言葉がたくさん聞かれました。

歌を歌うことは、日頃の生活とは違い、ゆったりとした時間を持って頂くことや気分転換に繋げられたらいいなと思うのはもちろんのこと、例えば、昔懐かしい頃の歌や馴染みのある歌を耳にすることで、過去の懐かしい思い出を語り合ったり、誰かに話したりすることで脳が刺激され、 精神状態を安定させる効果が期待できるとも言えるでしょう。

また、昔のことを思い出そうとしたり、他者と「話す」「聞く」といったコミュニケーションを図る等することで、自然と記憶力や集中力が使われ、脳が活性化されるとも言われています。

加えて、認知症そのものの症状を遅らせることが期待できるほか、蘇った思い出が楽しいものであるほど、心理的に安定する効果も見込めます。

「自分はこんな人生を歩んできたんだ」と過去を振り返ることで、失いかけていた自信を取り戻せることもあるでしょう。

カラオケ1つとっても、利用者様に与える影響がとても大きなものであること、生活の中の楽しみのみならず生きがいへと繋がっていく可能性を秘めていることを、常に忘れずに、また、次のカラオケの機会を利用者様と一緒に心待ちにしていたいと思います。

特別養護老人ホーム 生活相談員 稲田 智明

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